保険のコラム
大腸がん啓発月間とは?
「大腸がん」啓発月間というものがあることをご存知でしょうか?
毎年3月になると各団体や地方自治体が大腸がん検診の大切さを伝え、大腸がん患者の皆さま・ガンサバイバーの皆さまを応援するための啓発活動が実施されています。
乳がん啓発の象徴カラーが「ピンク」であるように、大腸がん啓発も「ブルー」が象徴カラーとして、採用されております。日本各地においても、啓発カラーのブルーでライトアップされる建物もあります。
大腸がんの割合はどのくらい?
わが国において、毎年延べ100万人が新たにがんと診断されています。このうち、大腸がんに罹患する方は、どれくらいかご存知でしょうか。
国立がん研究センターの集計によると、2017年には約15万人※1が新たに罹患したというデータがあります。これは、新たにがんと診断された人の中でも最も多い割合となっています。男女別では、男性では3番目に、女性では2番目に多い部位※1となっております。
※1 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録)より
また、大腸がんが原因でお亡くなりになる人は年々増加しています。食生活の欧米化も大腸がんの死亡数増加の要因のひとつとも言われています。
2018年の部位別死亡数のデータでは、男性では2万7,098人(部位別では第3位)、女性では2万3,560人(部位別では第1位)となっており、男女計では約5万人が亡くなっています※2。
※2 出典:厚生労働省「2018年人口動態統計(確定数)」より
早期発見と大腸がん
大腸がんは、早期に発見し、治療することでほとんどが治癒可能とも言われています。地方自治体や保健所等で実施される『大腸がん検診』を受診することで早期発見に繋がるかもしれません。
日本対がん協会のHP※3には、大腸がん検診に関する情報を始め、大腸がんそのものについても知ることができます。
この機会に一度ご覧になってはいかがでしょうか。
※3 公益財団法人日本対がん協会:https://www.jcancer.jp/
日本対がん協会によると、日本のがん検診の受診率はまだまだ低い水準であるとされています。昨今のコロナウイルス感染拡大の影響で、受診を迷われている方もいらっしゃると思いますが、検診機関は「3密」の回避、検温・消毒の感染防止対策を講じられておりますので、安心して受診することが可能です。ご自身や大切な方々のためにも、大腸がん検診をはじめとした『がん検診』に足を運んでみましょう。
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