保険のコラム

プロからのメッセージ| スキー保険加入の大切さ ~VECTOR GLIDE CEO秋庭将之氏

ウィンターシーズン真っただ中ですね。これからスキーやスノーボードを楽しもうという方に対し、出かける前に確認してほしいことが1つあります。「あなたはレジャー対応のスキー・スノーボード保険に入っていますか?」ということ。
一般的な保険に加入済みの方は、いま一度内容を見返すことをおすすめします。

今回は、スキーを存分に楽しむための「スキー保険」について、長年日本のスキー業界を牽引してきた秋庭将之さんにお話しを伺いました。

 

秋庭さんとスキーの出会い~現在の活動

 「わたしとスキーとの出会いは3歳の時。スキー場のふもとに引っ越したことがきっかけでした。スキー場で毎日のように滑っていました。小学校一年生から地元のスキークラブに入って、競技スキーを始めました。」
中学~高校と競技スキーを続け、大学入学で上京。全日本ナショナルチームに選抜された実績も。大学卒業と同時にプロスキーヤーになり、全日本スキー連盟デモンストレーター、スキークロスレーサーとして国内外で活躍。現在はフリースキーヤー、さらに2002年にスキーブランド「VECTER GLIDE」(ヴェクター グライド)」をスタートさせ、プロデューサーとしても活動を続けていらっしゃいます。

 

秋庭さんがスキーをするうえで保険を意識したきっかけは?

 「そうですね。小学校時代は親が保険をかけてくれていたかもしれません。そういった意味で初めて保険を意識したのは中学生の時ですね。メーカーのクラブチームに在籍した時に、チームの規則として保険に加入しました。
自ら保険に加入したのは、海外遠征で大会に出場する時です。初の海外遠征先はオーストリアでした。渡航先で、病気やケガ等、なにが起こるか分からない…と。
それから遠征の度に飛行機搭乗前にはしっかり保険加入の手続きをしていました。」

 

今、現在の活動の中でスキー保険との関わりは?

 「わたし自身主催するスキーセミナー等では、参加の方に申し込みの際、必ず保険に入っていただくようにしています。スキーの催事を企画する際、保険加入は必須条件です。
わたしのスキーセミナーに参加する方のスキーのレベルはさまざまです。レベルに関わらず、スキー場では楽しいことだけでなく、予期せぬ出来事が起こりえることを理解していただけるようにしています。」

 

統計として「ゲレンデではケガをする22%が10代の若者やお子様」ということについて、秋庭さんから見てどう感じますか?

 「自分はスキーが上手だからケガをしない、他人にケガをさせない、というのは思い込みです。上級者であればケガと無縁だというわけではありません。スキー場では、ご自身がケガされる以外にも、他人がぶつかってきたり、リフト付近での接触もありますよね。意外な場所に小さなお子さんがいらっしゃったりもします。」

 

本当にスキー場にはいろんな方がいらっしゃいますよね?

 「そうですね。そしてスノーボードを楽しまれる方もいらっしゃいます。昔と違いコースが分かれていないので、スキーヤーとスノーボーダーがぶつかることも。スノーボーダーの方は横向きのスタイル上、スキーヤーと比べると視界が狭く、横移動が多いものです。スキーヤーとスノーボーダーは視界も移動方向も異なります。そしてお互いの滑るコースやラインに注意を払っているわけではありません。それで接触をしてしまうこともあるようです。
このように自分ではどうすることもできないアクシデントがスキー場にはあり、交通事故のように大怪我や高額な請求が発生する事があります。そういったことをまずは皆さんに知っていただけたらと思います。
そしてそんな時こそ、ご自身で加入した保険でカバーするのが一番だと思います。」

 

すべてのスキーヤーへウィンターシーズンを満喫するためのアドバイスは、ありますか?

 「今の時代、荷物は宅急便で宿泊先に送って、身軽にスキー場に行く方、サークルやアルバイト先の仲間とレンタカーを借りて行く方、バスを予約して行く方、などスキー場へ向かうシーンも集う仲間の年齢もさまざまになってきました。楽しい旅行をする感覚なので、保険加入まで気が回らない…ということもあると思います。ですが、わたしとしては
「スキー場に行く時には、保険に入ろう」というのが大切
だと思います。またスキーに限らず、どんなスポーツにもケガや事故はつきものです。備えてから楽しむのが本当に大事ですよね。」

 

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ぜひ利用して楽しいスキーを満喫してください!」

 

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PROFILE
秋庭 将之 MASAYUKI AKIBA
VECTER GLIDEプロデューサー
あきばまさゆき/北海道出身。3歳からスキーを始め、札幌ばんけいスキー場で毎日のように滑り、林道をナイターの灯りでそのまま滑って自宅に帰るという幼少期を過ごす。その後、競技スキーを始めオリンピック出場を目指すが、膝に怪我を負いその夢を断念。大学卒業後、プロスキーレーサー、全日本スキー連盟デモンストレーター、スキークロスレーサーとして国内外で活動。フリースキーへ活動を広げた後、2002年にスキーブランド「VECTER GLIDE」をスタートさせ、現在に至る。 

 

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